GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する株式会社ハイレゾ(本社:東京都新宿区、代表取締役:志倉喜幸)のAI研究開発チーム「AIイノベーションラボ」は、AIを活用した次世代型IP(知的財産)監視サービス「IP PATROL(仮称、以下サービス名)」の検証プログラムを開始しました。(※1)(※2)
私たちAIイノベーションラボは、ハイレゾのGPUインフラ基盤を活かし、生成AI領域における先端技術の研究開発に取り組むチームです。昨今の生成AIの急速な普及による著作権や商標権の侵害リスク増加という社会課題に対し、企業のIP保護のための次世代ソリューションの構築に着手しました。本取り組みの開始にあたり、サービス検証にご協力いただけるパートナーを募集します。
(※1)「IP PATROL」のサービス名は仮称であり、サービス提供開始時に変更となる場合があります。(※2)IP:「知的財産」を意味するIntellectual Propertyの略語。著作権・特許・商標、アニメ・ゲーム・小説・映画・スポーツ・メディアなどのコンテンツとそのキャラクターがIPの代表例。

「IP PATROL」検証開始の背景
近年、生成AIの急速な技術発展に伴い、キャラクター画像・映像・ロゴ・人物データ等の無断生成や無断拡散が急増しています。特に海外発の生成AIサービスを巡り、著作権制限や学習データ利用をめぐる国際的な議論が起こり、企業はIP保護体制の再設計を迫られています。
従来のIP対策は、人手による定期巡回やBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)対応が中心でしたが、週末や夜間、そして多言語領域での監視まではカバーできていないケースもありました。また、生成AIによるコンテンツ数の急増により、人間の監視能力では量・範囲・スピードのいずれも対応が困難な状況となっています。
私たちAIイノベーションラボは、こうした社会課題にAI技術で応えるべく、「IP PATROL」の研究開発に着手し、検証プログラムを開始しました。
「IP PATROL」概要
「IP PATROL」は侵害コンテンツの削除代行を目的とするものではなく、AIが自律的にIP侵害対策を行うインテリジェンス基盤として企業のIP保護を支援するサービスです。本サービスを通じて、日本が誇る優良なIPとブランド価値を国際競争力のある形で長期的に守るソリューションとなることを目指し、まずは正式リリースに向けた検証を開始しました。
現在、メディア・タレントマネージメント・キャラクターグッズ等の事業を展開している企業が検証プログラムに参加しています。
「IP PATROL」の特徴
24時間365日対応の多言語監視体制 主要SNS、動画サイト、ECサイトを対象に、AIによる侵害検知を行います。
デッドコピー(※3)の他に生成AIコンテンツによるリスクにも対応 GPUを活用した分析技術により、従来のキーワード検索等だけではなく、画像や動画の中身を判断し毀損リスクがあるかを推定。不適切利用状況のリスクスコアリングや推定被害額、拡散傾向を明確化し、経営判断を支援します。
訴訟に必要な証跡収集の支援 ドメインホッピング(※4)等を行う事業者に対し、不適切サイトのスクリーンショット、ドメイン履歴、コンテンツ証跡、アクセス経路などを継続的に記録・保存し、訴訟や差止請求に耐えうる形で証拠データを整理・提供します。
(※3)デッドコピー:他人の著作物、商品のデザインや形態などの創作物をほぼそのまま模倣すること。(※4)ドメインホッピング:実質的に同一のサイトであるにも関わらず、短期間で次々にドメインを変更すること。日本の裁判実務上、ドメインでウェブサイトを特定するのが通例であるため、ドメインホッピングが行われると、形式的には別のウェブサイトとして扱われてしまう。
検証プログラムについて
現在、「IP PATROL」は正式リリースに向けた技術検証および運用検証フェーズにあります。本検証では、実際のIPを対象に、検知精度・リスクスコアリング・証跡保存体制・運用設計の妥当性を実環境に近い形で検証しています。
検証パートナー企業には、下記のような項目について、実際の運用に即した改善を共同で進めてまいります。
最重要IPを対象とした3ヶ月間のPoC実施
週次レポートによるリスク状況の可視化
推定損失回避効果の試算
正式リリース前の機能改善へのフィードバック反映
知財対策を『コスト』ではなく、経営を強くする『情報の武器』へ。次世代のIP防衛モデルを私たちと共に創り上げるパートナー企業・団体を募集します。
<お問い合わせ先> 本サービスの導入に関心のある企業・団体のご担当者様は下記よりご連絡ください。 ailab@highreso.co.jp 担当:山口
